中国、ASEANにはインド抜きでRCEPを2020年中に成立させたいとの思惑も(AP/アフロ)

中国の存在感が強まるアジア太平洋地域で2020年の焦点になるのがインドの動向である。同国の人口は20年代に中国を抜く見通しだ。

米中対立の下での貿易の収縮は、ASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国には総じて下押し圧力となった。19年には中国の対米輸出減少に連動する形でASEAN主要国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)の対中輸出も落ち込んだ。ベトナムなどは米国への輸出を中国に代わって担うことで「漁夫の利」も得たが、それ以外の国も含めて20年も中国の減速に足を引っ張られることになる。