やまうち・たかし 1946年生まれ。69年東京大学工学部卒業後、大成建設入社。関東支店長などを経て2007年社長に就任。15年から同社会長。17年から日本建設業連合会会長。(撮影:尾形文繁)
好調を謳歌する建設業界。大手ゼネコンの業界団体である日本建設業連合会(日建連)のトップは、2020年以降をどう見通すのか。

──好調は今後も続きますか。

最高益でも安穏としてはいられない。人口が減少しており、東京五輪が終わると景気が冷え込み、案件自体が消えてしまうこともある。油断は禁物だ──と話したのは去年の今頃。今年も認識は同じだ。

去年と違うのは、25年に大阪で日本国際博覧会(万博)が開催されると決まったことと、台風で大きな被害が出たことだ。とくに19年の台風では、河川の堤防が数多く決壊した。日本は河川が短く急流が多い。この国土から逃げ出せない以上、対策をしなければいけない。政府に無尽蔵なお金はないが、洪水がこれだけ起きている。建設業界の出番だ。