うちだ・たかし 1956年生まれ。東京大学経済学部卒業。79年に東京ガス入社後、導管企画部長、総合企画部長、副社長などを経て、2018年4月から現職。(撮影:梅谷秀司)

東京ガスの内田高史社長はこれまで脱炭素化に懐疑的で、二酸化炭素(CO2)排出量の低減にとどまる「低炭素化が現実的」としていた。しかし2019年12月、東京ガスは日本の大手エネルギー企業として初めて、CO2排出ゼロの「脱炭素化」に取り組む経営ビジョンを示した。

──エネルギー業界の将来をどのように展望していますか。

業界を取り巻く環境変化の要素は大きく4つある。すなわち、①脱炭素化の潮流、②デジタル化など急速な技術革新、③「モノ」から「コト」の消費へのシフトなど、ユーザーの価値観の変化や多様化、④異業種からの参入を含めたエネルギー自由化の進展、である。