かしたに・いちろう 1959年生まれ。83年同志社大学卒業、豊田通商入社。アフリカ現地での要職などを経て、2011年執行役員、17年専務執行役員に就任。18年4月より現職。(撮影:梅谷秀司)

トヨタグループ唯一の商社、豊田通商は中期経営戦略(2019〜21年度)で、アフリカ、ネクストモビリティ、再生可能エネルギーの3つを重点分野に挙げる。とくにアフリカ事業では他商社の追随を許していない。世界景気の減速懸念もある中でどのように成長軌道を描くのか。

──景気の減速懸念が指摘されています。業績への影響は。

いったん景気の踊り場に来ると思う。ただ、新興国や米国など地域によって状況は異なるため、きめ細かい対応が必要だ。例えばアフリカでは国によってでこぼこが非常に大きい。非産油国は産業の多様化を進め、平均3〜5%以上成長している。成長局面にあるところは攻め、減速局面にあるところはしっかり守る。突き詰めれば、当社が顧客にとってかけがえのない存在になることが重要だといえる。そうなれば、利益はおのずとついてくるはずだ。

──重点分野の1つに、アフリカを挙げています。