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プログラミング教育必修化はアップルの好機? 楽天家ティム・クックが考える必修化の意義

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Swiftを学ぶ子どもたちを見守るアップル・ティム・クックCEO(12月9日にアップル丸ノ内にて、筆者撮影)

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日本では2020年4月に小学校からプログラミング学習が必修化となる。しかしその授業の全貌はまだ不透明なままで、英語のように「嫌いな教科」になってしまうことを懸念する声も大きい。しかし楽天家であるアップルのティム・クックCEOは、「コードを学ぶことは良いこと」と強調した。

プログラミング学習必修化は、アップルの教育ビジネスにとっても、大きな成功をおさめる可能性を秘めている。その武器がiPadだ。

優秀すぎるiPad第7世代

アップルは2019年9月のiPhone発表イベントで、Apple Watchとともに新型iPadの紹介をプレゼンテーションに含めてきた。これまで2010年から貫いてきた伝統的な9.7インチの画面サイズを拡大させて10.2インチと、Apple Pencilに加えてカバー一体型のキーボードにも対応させた。

iPadのラインナップはハイエンドのiPad Pro、ミドルレンジを構成するiPad Air、小型モデルiPad mini、そして廉価版のiPadとなっている。廉価版とはいえ、メモリを3GBに増加させたA10 Fusionプロセッサを搭載し、4Kビデオの編集も無料のアップル純正アプリでこなすほどパワフルだ。

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