つるおか・ゆうた 1989年生まれ。大学在学中から複数のインターネットサービスの開発に関わり、2012年12月BASE設立。(撮影:尾形文繁)

2019年10月に上場した際、株式のオファリング(放出)サイズに占める売り出しの比率が大きいことで一部批判を受けた。VCの売り逃げではないかという指摘だが、実際はまったく違う。主幹事証券会社が株式を追加販売するオーバーアロットメントの分を含めると、売り出しの比率はもっと少ない。

さらに言うと、われわれのほうからVCに対し75%の株を売ってほしいとお願いした。上場後の株価が上がれば、彼らがここで売るメリットはない。けれども会社としてはここで株主を入れ替えて、長期の海外機関投資家に入ってもらいたかった。公開価格の条件を直前に下げたのは、海外機関投資家から要請があったからだ。上場時にVCに株を売ってもらうことは、オーバーハングと呼ばれる売り圧力を解消する目的もある。