いしかわ・やすはる 1970年岡山市生まれ。94年セレクトショップ開業。95年クロスカンパニー(現ストライプインターナショナル)設立。京都大学大学院修了。(撮影:尾形文繁)
衣料品への家計支出が減少傾向にある中、2019年はフォーエバー21の経営破綻やオンワード大量撤退などのニュースが相次いだ。若者向けブランド「アース ミュージック&エコロジー」などを展開するストライプインターナショナルの石川康晴社長は、業界の先行きをどう見るか。

──アパレル不況が続いています。

19年までに事業撤退などリストラを進めたアパレル企業は、AIへの投資を加速させる。20年から数年間、売上高は増えないが大きな利益改善が見込めるだろう。

当社はAIによる2年間の分析を基に、19年度の在庫投入量を前年比で2割減らした。AIで過去の販売動向を分析して商品別の需要の平均値を算出し、それを仕入れ量を決める過程に反映させた。結果として発注精度が上がって値引きが減り、利益は倍以上となった。全商品の仕入れを2割削減すると人気商品の欠品が出たので、11月から売上高上位の品番は前年並みに仕入れ、人気のない品番を廃止した。11月は単月で過去最高益に達しそうだ。