イランの反政府デモ。とはいえ、イラン政府への国際的な圧力には慎重になるべきだ(AP/アフロ)

2020年の米大統領選挙が近づく中、イランは難しい決断を迫られている。現段階でトランプ氏と交渉するのが得なのか損なのか、指導層の考えは真っ二つに割れている。

一方には、大統領選が終わるまで交渉に応じるべきではないとする見方がある。気まぐれなトランプ氏が選挙に負け、民主党に政権交代すれば、米国の出方はずっと読みやすくなる。

しかし、トランプ氏が再選を果たせば、譲歩を引き出すのは今以上に難しくなる。トランプ氏が選挙のために外交的な手柄を演出しなくてもよくなるからだ。しかも、その頃にはイラン経済はさらに悪化しているかもしれず、そうなればイランの立場はもっと弱くなる。