中央大学のメインキャンパスである多摩。今後、留学生の増加が期待される(撮影:尾形文繁)

「眠れる獅子がようやく動き出した」。中央大学のある教員は、今の中央をこう語る。

MARCHのほかの4大学はこれまで、時代の要請に応えようと学部を次々と設置した。なかでも新設が相次いだのが、グローバル人材の育成を目指す国際系学部だ。

例えば明治大学は2008年に国際日本学部を、立教大学も同年に異文化コミュニケーション学部を、法政大学も1999年に国際文化学部、08年にGIS(グローバル教養学部)を設置している。結果、00年にMARCH5大学で計35だった学部数は、18年には51にまで増えた。

一方、学部の新設が遅れたのが中央だ。93年の総合政策学部を最後に、学部の新設がなかった。他大学が先行した国際系も遅れに遅れた。その中央が今年、26年ぶりに開設した学部が国際経営学部、国際情報学部だ。福原紀彦・中央大学学長は「グローバルスタンダードに基づいた教育を施そうと、2つの新学部名には『国際』を入れた」と狙いを語る。

国際経営学部は多摩キャンパス(東京都八王子市)に置き、初年度の学生数は309人。多くの留学生を受け入れることを前提としており、今後、入学定員300人のうち、50人程度は留学生になる見通しだ。