つたの絡まったレンガ造りの校舎が落成したのは1919年。以来、立教のシンボルだ(撮影:佐々木仁)

池袋駅西口の雑踏を抜けてしばらく歩くと、「秘密の花園」のような美しい校舎と、洗練された身なりの学生たちが行き交うキャンパスが出現する。立教大学だ。

明治初期に米国人宣教師が創設した、聖書と英学を教える私塾を発展させ、今年で創立145年を迎えた立教。面倒見のよさと、キリスト教に基づく伝統的なリベラルアーツ(教養)教育に定評がある。保守的なイメージとは裏腹に、実は時代の要請に合わせて積極的に学部やカリキュラムの新設を進めてきた、トレンド感度の高い大学でもあるのだ。

1998年には、新座キャンパスに観光学部とコミュニティ福祉学部を設立。2006年には、池袋キャンパスに経営学部、08年には同地に異文化コミュニケーション学部を新設した。いずれも、人気学部となっている。

MARCHの中でも最難関といわれるのが、最も新しい異文化コミュニケーション学部だ。いわゆる“国際系”学部として、海外志向の学生から高い支持を得ている。19年度入試の偏差値は75。上智の5学部、早稲田文系3学部をも上回る数値となった。志願倍率は13.2倍で、立教の全学部の中で最も競争率が高い。