米国人宣教師がつくった青学。聖書にある「地の塩、世の光」が教育理念

「4限が終わったら、あのお店に行こうよ」。学内の書店に併設されたブックカフェで一息ついていた女子学生のグループは、放課後の寄り道計画について話に花を咲かせていた。

青山キャンパス(東京都渋谷区)があるのは、東京メトロの表参道駅から徒歩5分ほどの一等地。1883年、横浜・山手にあった前身の英学校が移転して以来の伝統の土地だ。周囲には、高級ブティック、カフェ、商業施設が星の数ほどある。青学といえば、この立地ならではの華やかな大学生活がイメージされるが、実態も「外部の印象とそう差はない」(国際政治経済学部OG)という。

ただかつては、入学後すぐに憧れの青山キャンパスに新入生が通えるわけではなかった。1982年度からは厚木キャンパス、2003〜12年度は相模原キャンパス(神奈川県相模原市)で、1~2年生は学んだ。在学生からは「通いにくい」と不評で、志願者数も伸び悩み、13年度に4年間同じキャンパスで学ぶ「一貫教育」へ変わった。

これが、青学の人気向上にプラスに働いた。志願者数は、14年度以降、右肩上がりだ(下図。18年度は、私大の定員厳格化策の影響で減少)。リクルート総研が毎年発表する「進学ブランド調査」では、「志願したい大学」(関東エリア)の19年版で、女子が早稲田に次ぐ2位、男子も4位と高い。