日立中央研究所内にできた地上4階の研究開発拠点「協創の森」。大規模なホールも持つ

「返仁会」。日本企業で最大数規模の博士を抱える日立グループの現役社員やOB・OGの集まりで、約2000人が在籍する。「高度の発明をなすものは、変人以外は期待しがたい」との持論から、当時は「変人会」と名乗っていた。

東京・国分寺市にある日立製作所最大の中央研究所。その正門をくぐると、多くの“変人”が通ってきた「返仁橋」があり、その先に研究開発拠点「協創の森」が今年4月に新設された。

間仕切りを減らした開放的な建物からは武蔵野の自然が望める。東原敏昭社長は「研究者が顧客と一緒にアイデアを出し合い、議論を深め、日立の持つ基盤を活用してもらうことでイノベーションを創出していく場にしたい」と話す。