ぷらっとホームの鈴木社長は「先行投資期間」と主張

なんと18期──。上場企業で最も長く最終赤字が続いているのは、コンピューター関連機器を販売するぷらっとホームだ。

2000年7月の上場後、初年度の01年3月期こそ1.4億円の最終利益を計上したが、翌02年3月期から19年3月期まで18年間最終赤字が続く。18年間の累計赤字額は73億円。これだけの赤字を垂れ流すことができたのは、上場時の公募増資で74億円を調達していたからだ。

1999年から00年にかけ日本でも発生したインターネットバブル。その末期、上場直前の決算で0.27億円とわずかながら最終黒字を出していた秋葉原のパソコン販売店には、331億円の時価総額(公募価格)がついた。1000倍超の株価収益率(PER)は、高い成長期待の証しだった。

期待は現在まで裏切られ続けている。足元の19年4~9月期も0.8億円の最終赤字。11月には20年3月期の通期業績見通しを期初時点の黒字から1.6億円の最終赤字に修正した。同社は業績予想の下方修正も18年連続。期初時点では14回の黒字予想を出してきたが、期中の下方修正、最終赤字での着地が定番化している。

業績予想の下方修正を繰り返していることについて、11月19日の決算会見で鈴木友康社長は「立ち上がっている事業については業績の予想をしやすいが、製品の開発を含めてゼロからやると計画から外れやすい。ただ少しずつ(予想の)精度は上がってきている」と説明した。