英語民間試験活用の延期を表明する萩生田光一文部科学相(時事)

2021年に始まる「大学入学共通テスト」が大混乱している。11月1日、萩生田光一文部科学相が、21年度入試からの予定だった英語民間試験(以下民間試験)活用の延期を表明した。

この試験は「読む、聴く、話す、書く」の4技能を、民間試験で評価する仕組み。英検やGTECなど7種類の資格・検定試験が対象になる。事前申請した2回の資格・検定試験を受検し、その結果を、「大学入試英語成績提供システム」を通じて大学側に送付する。成績をどう活用・点数配分するかは大学側に委ねられている。

しかし、問題漏洩などのリスクや、とくに地方での開催場所の確保、受験料の経済的支援など、公平性の点で懸念の声が当初から相次いでいた。またTOEICが「運営や結果の処理が当初の想定より複雑になる」と7月に離脱を表明、暗雲が垂れ込めていた。