東京理科大は大規模な学部再編とキャンパスの再配置を進めている(撮影:梅谷秀司)

人口の増加が続く一方、文部科学省が進める定員管理の厳格化の影響で逆風も吹いている都心部の大学。そんな中でも、理工系大学の人気は増している。2019年の入試では都心部にある主要な理工系大学の志願者数が前年比で2桁の伸びを見せた。都心部に拠点を持つ理工系大学の実力と取り組みを探った。

大規模再編進む理科大

私学随一の理工系総合大学、東京理科大学。実力を備えた学生のみを卒業させる徹底的な「実力主義」を貫いてきた。現在も指定された科目の単位取得が進級の条件となる「関門制度」が存在する。

その背景を岡村総一郎・副学長は「プロフェッショナルとして実力を発揮できる人材を育てることが大学の意義。世の中の問題を考えるときには高い基礎力と応用力の両方が求められる」と説明する。

これまで中学・高校教員を年間100人規模で輩出するなど教員養成に強みを持っていた同大学。しかし今後は国際的な競争力を強化するため「学際的な研究強化とイノベーション創出にシフトしていく」という。

改革の目玉となるのは大規模な学部再編とキャンパスの再配置だ。