よしの・あきら 1948年生まれ。京都大学大学院修了後、72年に旭化成入社。2017年から現職。(撮影:今井康一)

1985、86年に申請した特許でリチウムイオン電池の基本構造を確立し、晴れて今年のノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰氏(71)。京都大学大学院を修了後、産業界で半世紀近い研究者人生を送ってきた吉野氏が、理系学生に送るメッセージとは。

──化学の面白さに目覚めたのは、小学生の頃だそうですね。

小学校3〜4年生の頃、担任の先生が薦めてくれたファラデーの『ロウソクの科学』を読んで、これは面白い、と。だんだん、好きなことが得意科目になっていき、化学の研究をすることになった。

──京大での学生生活について教えてください。