4年生になると研究室に配属され、研究の毎日が続く(武田さん)(撮影:ヒダキトモコ)

「講義や研究で忙しい」といわれる理系学生。その具体的な内訳はどうなっているのか。一般的な4~6年間の過ごし方は、下図のとおりだが、学校や学部によっても異なる。そこで、3人の大学生・大学院生にそのキャンパスライフの実態を聞いた。

東工大大学院 機械|中川さんの場合

東京工業大学の工学院機械系機械コース修士2年生の中川剛さん(仮名)は、「学部2年生から機械系の専門科目の履修が始まり、課題も多くて勉強量はその頃がピークでした」と振り返る。同校では1年生は教養科目が中心で、2年生のときに自分が進む“系”を選択する制度になっている。

埼玉県の実家から目黒区の大岡山キャンパスまで片道約2時間。1限の講義に出席するためには、朝の7時に家を出る必要があった。

3年生になると履修科目数が落ち着くため「土日含めて週3日、家電量販店で終日アルバイトをしていた」という。さらに3年の夏までバドミントンサークルに所属。週に3回ある18時から21時までの練習に参加していた。最後は副部長として活躍していたという。

3年生の終わりに学生間の話し合いで研究室を決める。9割近くが修士課程に進む同校では、修士も同じ研究室に所属するケースが多い。ただ4年生の8月末までは院試(大学院入学試験)勉強に励み、研究は9月から本格化した。

中川さんの研究テーマは「ダイヤモンド状の硬質な炭素薄膜」。材料の組み合わせや合成手法の変化による新材料の開発、最先端の炭素系新材料の硬度や摩擦力、用途などを探っているという。

実験と分析の日々