たかしま・こうへい 1973年生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。97年に有限会社コーヘイ(現オイシックス・ラ・大地)設立。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2000年から現職。(撮影:今井康一)
食品の定期宅配サービス「オイシックス」を運営し、手軽に調理できるミールキット(食材セット)を武器に成長するオイシックス・ラ・大地。同業の大地を守る会を2017年10月に、らでぃっしゅぼーやを18年10月に吸収合併した。ブランドを増やす理由と統合の進捗状況について、髙島宏平社長に聞いた。

──3社の統合状況とブランドが増えた効果をどう捉えていますか。

顧客層が違うのでブランド間の食い合いはない。共通するのは、単に必要な栄養分を摂取するのではなく、より体にいいなど付加価値を期待する人を対象とする点だ。シナジーとしては資材の共通化や共同配送などが進捗しており、これから約5年をかけて配送センターを再編する。マーケティングでも、今年に入ってから、グループ内での「パクり合い」が起きている。あるブランドで売れた商品を残りの2ブランドがまねすることで、売り上げを伸ばしている。

料理本を片手に食材を買って食事を作る時代は過ぎ、これらの機能を1カ所で手がけるサービスへの需要が高まっている。ミールキットがこの欲求を満たしている。

──アマゾンフレッシュや楽天西友ネットスーパーなど、食品宅配に注力する企業が増えています。