ソフトバンクと韓国NAVER(ネイバー)が、傘下のヤフーとLINEの統合に向けて最終調整に入ったことが明らかになった。

これまでLINEとソフトバンクの両社に接点がなかったわけではない。ソフトバンクは昨年3月にMVNO(仮想移動体通信事業者)のLINEモバイルを買収している。2013年3月には、当時の両トップ(ヤフー社長の宮坂学氏とNHN Japanの森川亮氏)がインターネット検索分野での業務提携を発表するためにガッチリ握手する提携会見を開いたこともある。

両社には悩みがあった

ただ、両社にはそれぞれの悩みがあった。メッセンジャーアプリで国内最強のLINEは、スマホ決済や人工知能(AI)への積極投資など多角化戦略を進めているが、先行投資の負担が大きく営業赤字に沈んでいる。一方のソフトバンクとヤフーはECなどネット事業が万年3位。1位を目指してZOZO買収などを行っているものの、決定打を持っているとは言いがたい。

今回の統合は、両社の悩みを一気に解消できる可能性を秘めているものだ。

株式市場は統合を歓迎

統合計画が明るみになった直後の14日。株式市場は両社の統合を「歓迎」した。LINE株は値幅制限いっぱい、年初来高値の5290円まで上げてストップ高(前日終値は4585円)となった。Zホールディングス株も年初来高値449円をつけた(同384円)。