METライブビューイング2019-20シーズンのオープニングを飾る絢爛豪華な『トゥーランドット』(©Marty Sohl/Metropolitan Opera)

「映画館でオペラざんまい」がすっかり定着した感のある「METライブビューイング」。世界最高峰のオペラハウスとして名高いニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)の最新ステージが映画館で楽しめるこのイベントは、2006年のスタート以来世界各国に広がり、現在では世界70カ国2200カ所以上で上映されている。

日本では松竹によって初年度から上映されており、毎年右肩上がりの観客動員数を記録している。人気の秘密は、超一流の歌手をそろえたクオリティーの高いステージが、1作品3700円(税込み・指定席)で体験できるという価格設定にもあるようだ。映画としては高額だが、ほとんどが3時間を超すオペラを、さながら自分がステージに立っているかのような臨場感あふれるカメラワークで体験できるとなれば、コストパフォーマンスは悪くない。