DNVB(デジタリー・ネイティブ・バーティカル・ブランド)が米国のeコマース市場を席巻している。「単一カテゴリーブランドのメーカー」かつ「デジタルを起点にした直販モデル」が特徴だ。代表格は「ダラー・シェーブ・クラブ」。カミソリ中心のメンズグルーミング特化型メーカーで、オンライン直販による替え刃の定期購買制で消費者の支持を得た。そのビジネス規模と成長率は、2016年にユニリーバが10億ドルという巨費を投じて買収したことから推して知れる。

単一カテゴリー(英語ではカテゴリー/業界を「バーティカル」ともいう)のメリットは、トップ・オブ・マインドを取りやすい=最初に思い浮かぶブランドになりやすいことだ。

デジタルを起点とした直販モデルにこだわるのは、顧客とのつながりを築きやすいから。SNS(交流サイト)などを通じて密にコミュニケーションを取れるだけでなく、広告費や流通対策費を顧客サービスに回すことで、リピーターや熱心なファンを生み出せる。