中東和平のカギを握る米国のクシュナー大統領上級顧問(中央)(ロイター/アフロ)

トランプ米大統領は中東について2つのことにしか関心がない。イランの封じ込めとイスラエルの安全保障だ。

前者に関しては、イランと敵対するサウジアラビアに米軍を増派したばかり。後者に関しては、イスラエルとパレスチナとの和平案を用意すると繰り返し公言している。来年の大統領選挙を大きく左右するテーマでもあるため、トランプ氏は公約を実行に移すかどうか、そろそろ決断を下さなければならない。

トランプ氏から和平案の取りまとめを任されているのは、娘婿のクシュナー大統領上級顧問だ。米国がこれまで仲介役に徹してきたことを考えれば、今回のように自ら先頭に立って和平案を取りまとめるのは前例からの逸脱といえる。だが、発想としては悪くない。