昇格の観測は不発に。写真は昨年3月の全国人民代表大会での胡春華(左)と陳敏爾(右)(ロイター/アフロ)

大山鳴動してネズミ一匹……というわけではないが、メディアの多くは肩透かしを食ったのではないだろうか。

10月28日から4日間の日程で開かれていた中国共産党の第19期中央委員会第4回全体会議(四中全会)で、取りざたされていた重要人事が見送られたからだ。

正確には、「見送られた」のか、「もともとなかった」のかはっきりしない。だが、そういう観測が出ても不思議ではない状況があった。

人事予測の火元は香港のクオリティーペーパー・明報。同紙の予測は、陳敏爾・重慶市党委員会書記と胡春華・副首相の2人を最高指導部の党中央政治局常務委員に昇格させるというもので、その場合、政治局常務委員を現在の7人から9人に増やすとしていた。