大躍進遂げた日本ラグビー 「ベスト8」進出の重み 関東地区の平均視聴率は41.6%を記録

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全国に熱狂を巻き起こした日本代表の快進撃。好循環の維持が欠かせない。

予選プールを4戦全勝し初の決勝トーナメントに進んだ日本代表。10月20日の南アフリカ戦で敗退したが、その戦いは多くの夢と感動を与えた(長田洋平/アフロスポーツ)

強豪を撃破し、悲願のベスト8を成し遂げたラグビー日本代表。10月20日に放送されたワールドカップ(W杯)の日本対南アフリカ戦は、平均視聴率41.6%(関東地区)を記録した。

3対26で敗れたが、日本代表の中心選手として献身的なプレーが目を引いた南アフリカ出身のピーター・ラブスカフニ選手は、「(今大会で)われわれのプランを最初から最後までしっかりと実行できたことを誇りに思う」と胸を張った。

世界の強豪10カ国で構成される「ティア1」のスコットランド、アイルランド両代表を破り、今大会の日本代表は予選プールを4戦全勝で1位通過する快進撃を見せた。20日の準々決勝で敗退したが、「ベスト8」進出の意義は極めて大きい。日本に対する強豪国の認識が変わることが、日本ラグビー界全体にとって最大のメリットだ。

日本代表は2015年の前回W杯から今大会前までにティア1のチームすべてと対戦。実戦を通じて鋭い戦術眼やフィジカルの強さなど、ハイレベルなプレーを肌で感じられたことがチームの底上げにつながり、W杯初の8強入りを後押しした。

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