世界の経済成長は減速している。踏みとどまって改善に向かうのか、それとも、景気後退に陥るのか。

IMF(国際通貨基金)は今年の世界経済成長率の見通しを3.0%に下方修正した。2009年のマイナス0.1%を除くと、02年以来の低い数字である。IMFは20年に3.4%へ回復すると想定しつつも、貿易摩擦や地政学的な緊張の高まりなどに警鐘を鳴らす。

焦点は、2つのデカップリング(分断)の行方だ。

景気の実態を見ると製造業と非製造業のデカップリングが目立つ。世界貿易の縮小に伴う製造業企業のマインドの萎縮で設備投資が抑制され、世界の製造業PMI(購買担当者景気指数)は今年5月から9月まで5カ月連続で、好不況の境界とされる50を割り込んでいる。米国、中国、日本、ドイツなど主要国で軒並み50割れが続く。