元気だと思っていた親が脳梗塞で倒れたり、転倒して歩行が困難になったり……。まだ先と考えている親の介護はある日、突然始まるものだ。親の介護に突然直面して不安な気持ちが高まり、冷静さを失う人は多い。何をすればいいかわからず、混乱状態に陥る。その結果、しだいにネガティブな思考に傾いていくのだ。

なぜそうした状態に陥るのか。それは介護の全容を把握できるような情報が不足しているからだ。

親の介護に直面した際に必要なのは、先の状況の全容を把握し、何をすべきかを認識することだ。ここでは親の介護の前に知るべきことと介護が訪れた際にやるべきことを、①介護ロードマップの理解、②家族の役割分担の“見える化”、③できることに落とし込む、という3ステップに分けて紹介する。