居住用だけでなく、投資用マンションでも新築から中古へのシフトが起きている。好立地での新築向け用地仕入れが難しくなっていることに加え、物件価格が割安で新築よりも利回りが高いことも、中古人気を支える。

中古の投資用区分マンション販売で大手の日本財託では、「投資家からの購入希望が相次ぎ、物件によっては抽選になる」ほどだ。新築の投資用マンションを供給するプロパティエージェントは、昨年から買い取り再販事業を強化。自社物件を中心に、今期は150戸程度を取得し、再販する予定だ。

こうした活況の裏で、業者からは「買い取りに値する物件が減ってきた」といった声も聞かれる。参入業者が増えて、仕入れ競争が激化していることだけが理由ではないという。背景には投資用マンション特有の事情がある。