愛知県内でトップのATグループが擁する愛知トヨタ自動車の旗艦店。2023年春をメドにほか3社との経営統合を検討

「競争を促されるほうはたまらない」。愛知県内でトヨタ車を扱う大手販社からはそんな恨み節が漏れる。その原因は勢力図の変化だ。トヨタ自動車は10月1日付で傘下の販売会社2社を、トヨタカローラ名古屋を運営するGホールディングス(GHD)に譲渡。これで直営ディーラーが消滅すると同時に、競争環境の構図が2強から三つどもえに変わったのだ。

従来、愛知県内では首位のATグループ(AT)と2位のNTPホールディングス(NTP)が君臨。両社を合わせたトヨタの新車販売台数は県内の約7割に上り、ほかの販売会社が小規模なため、「競争が硬直化している」と指摘する声もあった。だが、GHDがトヨタから販売会社2社を譲り受けたことで、新車販売台数が年間4万台を超す第3勢力となり、2位のNTPに肉薄する。