サントリーホールディングス(HD)は2014年、米蒸留酒(スピリッツ)大手のビーム(現ビームサントリー)を約1兆7000億円で買収した。それから5年。今やビームサントリーは米国、欧州など主要市場で存在感を増し、世界3位の蒸留酒メーカーとなった。同社の販路を活用し、「山崎」などサントリーの国産ブランドも積極展開してきた。

統合が一段落した今、さらなる海外拡張をにらみ、現在は新興市場の開拓に注力する。「未開の地だった中国やインドを積極的に攻めている」と、サントリーHDの新浪剛史社長は語る。

インドは「世界最大のウイスキー消費国」といわれる。インドの18年ウイスキー消費量は約17億リットル、金額にして約3兆円に上る(ユーロモニター調べ)。サントリーはこの巨大市場に照準を定め、昨年からビームサントリーの商品販売を強化してきた。