かわかつ・へいた 1948年生まれ。早稲田大学教授、静岡文化芸術大学学長などを経て、2009年7月より現職。(撮影:今井康一)
生産量日本一を誇る静岡茶の現状をどう認識し、打開策を講じていくのか。川勝知事に聞いた。

──基幹産業としての静岡茶の現状をどう認識していますか。

静岡県は「茶の都」といわれる。お茶は生産量、流通量とも日本一の座にある。だが、日本のみならず世界的に健康志向が高まっているにもかかわらず、静岡茶の需要拡大につながっていない。県内では傾斜地での小規模経営の茶農家が多く、一部で大規模化の動きもあるが、(鹿児島県など他産地との)競争に勝つのは容易でない。

また、リーフ茶の需要が減退する一方、ペットボトルへのシフトなど嗜好の変化にも十分に適応できていない。努力によって成功している農家もあれば、取り残されている農家もある。

──ジリ貧が続く現状を打開するために、県はどんな施策を?