米大統領選挙まで、あと1年とわずかだ。米国の景気減速懸念も強まり、トランプ大統領の再選が阻止される可能性も出てきた。

今後は、トランプ氏落選による世界秩序の転換がより現実味をもって語られるかもしれない。仮に、トランプ氏が落選し、対中関税の上乗せ30%がなくなれば、中国の輸出は息を吹き返す。中国で製造されている米企業の製品は、コスト競争力を取り戻す。その効果は、日本経済にも多大な恩恵をもたらすであろう。しかし、そのシナリオは、あまりに楽観的だ。