(gemini / PIXTA)

キャリアプランは自ら描き、自分の選択で転職してキャリアアップを実現させていく──そんな人が増えてきた。実際に転職で自分のキャリアを高め、年収をアップさせていくにはどうしたらいいのか。6人の実例でその秘訣を学んでいこう。

case1. 組織育成の経験が生きた

イラスト:内山弘隆

菅野俊一さん(仮名、35)は、この10月にWebサービスのベンチャー企業から、大手メーカーのグループ会社へ、業界を変えた転職をするITエンジニアだ。年収は420万円から550万円へアップする。

菅野さんは高校卒業後、エンジニアとして複数の会社に勤務した経験がある。2011年からはWebベンチャーで8年働いてきた。

そのベンチャーに菅野さんが入社したとき、所属部署は2人体制だった。つねに人手は足りず、Web制作から営業、雑務まで、すべて自分たちでやらなければならなかった。頑張ったかいがあり、その部署は30人規模の体制にまで拡大した。

そうした急成長中のベンチャーを辞め、転職に踏み切る理由の1つは給料。「先輩などを見ていて、あまり給料が上がらないことを知ったから」。