トランプ(左)はジョンソン(右)への支援を表明し続けている(ZUMA Press/アフロ)

英国の新首相にボリス・ジョンソンが就任し、同国の迷走はさらに悪化している。EU(欧州連合)からの合意なき離脱(ハード・ブレグジット)を強行する英保守党のジョンソンは9月3日、野党が提出した「EUからの離脱延期法案」を支持した保守党議員21人を除名したからだ。その結果、保守党の議席数は野党より40も少なくなった。合意なき離脱を強行するための解散総選挙も野党に阻まれ、膠着状況に陥っている。

グローバル化に反するブレグジットと、ジョンソンを応援してきたドナルド・トランプ米大統領は翌日の4日、「彼は私の友人だ。疑いなくやり遂げるだろう」とコメントした。さらにテレビで見たジョンソンの様子から、「ボリスはどうやれば勝てるのかを知っている。心配しなくてもいい」とも語っている。

そもそもトランプの強固な支持層は、グローバル経済や移民の流入に反発する人々だ。トランプのブレグジット支持は選挙中から一貫しており、トランプ当選により反グローバルという波が世界中に大きく広がった。