週刊東洋経済 2019年9/14号
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10月22日、天皇陛下の即位式典が行われる。新天皇である徳仁天皇の「即位礼正殿の儀」には、195カ国の元首や駐日大使のほか内外の要人約2500人が参列する。一連の式典は平成の代替わりの儀式をほぼ踏襲する。パレードである「祝賀御列の儀」は午後3時半から、皇居・宮殿を出発してお住まいの赤坂御所(東京都港区)までをオープンカーで走行する。夜には、即位を祝う祝宴「饗宴の儀」が開かれる。

世論調査によると、「皇室に親しみを感じる」と答える国民は約8割。これは戦後最高の数字だ。日本国憲法による「象徴天皇」としてのあるべき姿を、現在の上皇は上皇后とともに追求されてきた。

被災者や社会的弱者の元に積極的に足を運ばれるお姿は国民の深い共感を呼んだ。跡を継ぐ徳仁天皇は象徴天皇をさらに発展させ、新しい天皇像をお示しになるだろう。

現代と歴史上の天皇

日本史を振り返ると、天皇は、政治の表舞台での主役として、また政治的な実権を失ったときは名目上の権力者として、この国に関わってきた。明治憲法の下では統治権を総攬(そうらん)する君主として、そして日本国憲法の下では、国と国民統合の象徴として、歴史の節目でその地位は変化してきた。また最新の歴史学では、歴史上の天皇についての理解も変わってきている。

新たな天皇を迎えたいま、“天皇から見た日本史”の最新の研究成果をみつつ、国のあり方についても考えてみよう。

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