(撮影:今井康一)
怒濤のM&Aで急成長を遂げたミネベアミツミ。陣頭指揮を執る貝沼由久会長兼社長に聞いた。

──2009年の社長就任から順調に業績を伸ばしてきました。

就任から4年間は旗艦工場があるタイでの大洪水など、外部要因の影響でほとんど成長できなかった。当時はモーターやスピーカーなど赤字事業も多く、こんなに運の悪い社長はほかにいないだろうと思いながら過ごした。

多くの事業を黒字化できた背景には、若い頃に法律家として過ごした経験が生きている。難関であっても司法試験には必ず合格者がいるように、製造業にも必ず黒字の競合他社がいる。やり方次第で必ず黒字化という「合格」は果たせると考えた。

──典型的なワンマン経営に映ります。