写真はイメージです(撮影:今井康一)

東京では「甘い客」、関西では「ゆるキャラ」「ゆるい客」、北海道では「あめえ客」、東北では「ボケ」、東海では名字で呼び捨てか「あのババア(またはジジイ)」……。不心得な郵便局員は、自分の言うがままにかんぽ生命の保険に入ってくれる高齢者を、陰でこう呼んでいた。

あなたの親は、「ゆるキャラ」「甘い客」だろうか。複数の郵便局員にその見分け方を教えてもらった。

まず局員が見るのは独り暮らしかどうか。高齢者の郵便局員への警戒心はただでさえ弱いのに、独り暮らしともなれば往々にして話し相手に飢えている。子ども夫婦が同居していて局員の説明に同席すれば、「保険料の支払総額が保険金を大きく上回るのでやめておいたほうがいい」などと忠告することもあるが、独居ならばその心配はない。したがって保険の話を持っていきやすい。

目安は「即決」しやすさ

次は、玄関先で何事も済まそうとしがちであること。保険契約の申込書も玄関先で書くような高齢者は、契約まで持っていくのに手っ取り早く、提案当日に契約に至る「即決」も可能で便利な存在だ(ただし「即決」は研修で禁止されている問題営業である)。