マーケティング用語や広告用語には一般化しているものも多い。ターゲット、ブランディング、ポジショニングなどの言葉は日常会話でも使われる。抽象的な概念だが、具体例が身近にたくさんあって理解しやすいからだろう。

一方でマーケティング・広告関係者にもよく知られていない概念がある。「セイリエンス(salience)」もその1つだ。うまく実践している具体例は極端に少ない。しかし、そんな数少ない例は、ブランディングの大きな成功例でもある。

Just do it.やi'm lovin' itといったスローガンの「意味」を正確に理解している人はどれくらいいるだろう。それでもこれらはマーケティングとして機能している。その秘密はセイリエンスにある。