格付け基準や副賞を記した日本郵便の内部資料(2019年5月時点)

保険を販売する全国の郵便局員は、販売実績に基づいた自分の順位(日々更新)を社内システムで確認できる。

局員は2つに分類される。外回りが主体の金融渉外担当と、内勤主体の窓口担当だ。その中で特に高い実績を上げる局員らは「宝石名」で格付けされている。最高位は「ブルーダイヤモンド優績者」で、渉外の場合、年間の保険の販売実績が1100万円以上で、かつ、募集品質が高い局員が対象だ。認定枠数は全国でわずか10人しかなく、2018年度は8人が選ばれた。

イノッチと一緒に撮影

金融渉外担当が対象の「ダイヤモンド」は同28人。同じく「ゴールド」は199人だった。窓口担当にも同様に、販売実績に応じて「スタールビー」「ルビー」「パール」の格付けがある。ここに「募集品質優績者」(販売実績は基準に満たないが募集品質基準を満たす局員)を加えた優績者を、かんぽ生命や日本郵便では「かんぽ営業最高優績者」と呼ぶ。最高優績者は、インストラクターや支社長などへの出世の道が開ける。一方、優績者に選ばれず、営業実績だけがいい人は、さげすむように「高実績者」と言われるという。

パール以上の最高優績者には賞状(「優績証書」)、本物のダイヤモンドがあしらわれたバッジ(「優績章」)が会社から授与される。このほか、副賞として最大15万円分の商品券も出る。

さらにパール以上の最高優績者のうち、上位の局員らは「かんぽ営業代表者会議」に招待される。会議は毎年10月に開催され、最高優績者の多くが1泊2日の泊まりがけで参加する。「ゴールド以上の最高優績者は必ず招待される」(ある局員)。