TCC(東京コピーライターズクラブ)は、1958年に設立された歴史ある団体だ。そのTCCが主催するTCC賞は、いわばコピーライターの芥川賞。受賞は押しも押されもせぬ一流コピーライターの証しとなる。

その2018年の新人賞受賞者に、山本隆博氏の名がある。受賞した作品の広告主と、作者の所属・連絡先が同じである唯一の受賞者だ。山本氏はシャープマーケティングジャパンの社員で、シャープ公式ツイッターの更新を担当している。コピーライターだと名乗ったことはない、という。受賞した作品は、ツイッターへのある投稿だ。その投稿で山本氏はシャープの採用ページを「美辞麗句で薄っぺらな言葉が並び」と批判する。ですが、とフォローするものの、続く結びも、企業のコメントらしくはない。「これだけははっきり言えます。数年前よりずっとマシ」。