イラスト:髙栁浩太郎

相続を円滑に進めるために絶対に忘れてはならないポイントがいくつかある。遺言書(公正証書遺言)はどうして必要なのか。これまでの経験に基づいて「23の鉄則」をまとめたので参考にしていただきたい。

鉄則1|遺言書を書いておく

どのような事案でも、相続対策を行うなら、相続について書き記した「遺言書」の作成が必須と考えましょう。遺言によってすべての遺産相続方法を指定しておけば、死亡後に相続人たちが「遺産分割協議」をしなくてよいので、もめる要素が大きく減ることになります。

また以下の項目で個別に説明していくとおり、遺言を利用すると、その後に起きそうな相続をめぐるトラブルを回避するため、いろいろな対策を取ることが可能になります。

鉄則2|公正証書遺言にする

遺言書を作成するときには必ず「公正証書遺言」にしましょう。公証人に作成してもらう信用性の高い遺言書です。特長として、無効になりにくく、公証役場で保管されるので紛失の可能性がありません。偽造や書き加え、隠匿などの危険も小さいため、トラブル防止効果が大きいことも利点です。

自宅で簡単に作成できる自筆証書遺言は手軽ですが、無効になったり相続開始後に「偽物だ」などと言われたりして相続人同士の争いの種になることもあります。公証役場に申し込みをし、定められた日に公証役場に行けば、作ってもらえます。

鉄則3|遺留分に注意する