ささき・とおる 2015年6月から現職。03年4月からJPモルガン・チェース銀行でFXストラテジストとして金融市場を調査・分析。その前は日本銀行に勤務、調査統計局などを経て、国際局(当時)為替課で為替市場介入を担当、ニューヨークで米国金融市場分析も担当した。(撮影:今 祥雄)

日本の参議院選挙が終わり、これから日米間の通商交渉が本格化することが予想される。

トランプ米大統領は5月下旬に安倍晋三首相との首脳会談で来日した際、日米間の通商交渉について、「大部分は7月の日本の選挙の後まで待つことになる。大きな数字を期待している」とツイッターに投稿した。「8月に何かを発表できるのではないかと思う」とも発言している。

今後、トランプ大統領が円の割安度合いに言及し、円高プレッシャーをかけ始めた場合、短期的にはやや大幅な円高進行につながるリスクがある。

トランプ大統領は6月上旬に「ユーロやその他の通貨は米ドルに対し切り下げられている」とツイッターに投稿した。トランプ大統領が通貨に言及する際、ユーロや人民元を名指しして、切り下げられていると批判することはあるが、最近は円に関して直接言及することはなくなっている。