英国のジョンソン新首相が人気者なのは「英国のトランプ」だからだ。そう語ったのは当のトランプ米大統領だった。2人ともポピュリズムの政治家として有名だ。意地悪な言い方をすれば、どちらも票のためなら平気で虚言をまきちらす政治家といえる。

この点で興味深い研究が心理学の分野で登場するようになっている。トランプ氏がホワイトハウスに上り詰め、ブレグジット(英国の欧州連合離脱)を声高にあおるジョンソン氏が英国の首相となり、各国でポピュリズムの旋風が吹き荒れるようになったのは、有権者がだまされやすくなってきたせいかもしれない、というのである。

一般には、不満や怒りをため込んだ有権者が、ジョンソン氏のような無軌道な政治家を支持していると考えられている。しかし、英『エコノミスト』は最近の記事で、有権者の幸福度がこれまでになく高まっている中で過激な政党の支持が強まってきたと指摘した。