2018年の西日本豪雨を引き起こしたのは、明らかに地球温暖化による気候変動だ(読売新聞/アフロ)

今年も記録的な大雨が九州を襲った。200人超の死者を出した昨年の西日本豪雨ほどの被害はなかったが、日本政府はいいかげん、目を覚ますべきだ。

気候変動のせいで、過去に類を見ない大規模な自然災害が頻発するようになっている。私たちが直面する地球環境問題はもはや遠い未来についての予測ではなく、今そこにある現実なのだ。

だが、日本政府は中身のある対策を講じるより、どうやら美辞麗句を並べるのに忙しい。安倍晋三首相は昨年9月、英紙フィナンシャル・タイムズに寄稿し、日本とともに地球環境を守ろうではないか、と世界に呼びかけた。ところが、このような美しいかけ声の裏で石炭火力発電所の国内増設と海外輸出を後押ししてきたのが日本政府である(編集部注:二酸化炭素を大量に排出する石炭火力の増設は、国際的な批判にさらされている)。