ワードビレッジに立つ高級コンドミニアム。最上位の部屋は3600万ドルだ(提供:リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ)

ハワイと沖縄の不動産に対する投資熱が高まっている。

数あるリゾートの中でもハワイは日本人にとって投資しやすい場所だ。不動産開発・管理大手のスターツグループは、1986年にハワイに現地法人を設け、現地の不動産仲介を手がける。「ハワイは日本人にとって身近な存在で、投資も活発だ。災害リスクが低く、不動産価格も安定している」(スターツインターナショナルハワイの畑華子プレジデント)。今年1月から3月の取引動向を見ても、外国人投資家の中では日本人の購入額が最も多かった。

安定した値動きに加え、国内不動産より節税効果が期待できることも見逃せない。ハワイは開発できる土地が限られ、新築住宅の供給が少ないため、中古住宅の人気が高い。また日本ほど土地の価格が高くないこともあり、築年数が古くなっても建物の資産価値があまり下がらず、不動産価格に占める建物の比率が高い。

ハワイの不動産で得られる賃料収入について日本で不動産所得の申告を行うと、法定耐用年数などの条件は国内の不動産と同じになる。建物比率が高いと、それだけ多くの減価償却費を計上でき、より大きな節税効果が期待できる。