有料会員限定

人気高まる大学付属校、問題点も知っておこう 付属校は正解か|志願者数が軒並み拡大中

✎ 1〜 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 最新
拡大
縮小

長期計画の学びができるが、子どもの可能性を狭める懸念もある。

明治大学付属明治は進級に一定のハードルを設けている(撮影:吉野純治)

特集「子どもが幸せになる「中高一貫校」」の他の記事を読む

大学が設置する付属の中学校・高等学校。いわゆる「付属校」だが、その形態はいろいろある。同じ学校法人内に学校を設置している場合もあれば、名前に「付属」とついていても別法人となっている場合もある。

それ以外に「系属校」という形態もある。これは大学と中高一貫校が協定を結んで、連携関係を持つ学校だ。例えば、早稲田大学の場合、早稲田大学高等学院・中学部が付属校、早稲田中・高や早稲田摂陵中・高が系属校となる。一般には系属校も含めて「付属校」と呼ぶことが多い。

高校から大学に内部進学できる枠(推薦枠)は、一般的には、同一法人内の学校のほうが大きい。高校の成績基準を満たせば100%大学に進学できる学校もある。

一方、系属校になると推薦枠が小さく、限られた人数しか内部進学できない場合がある。中には推薦枠は数人ということもある。

この数年、その付属校の中学受験での人気が続いている。各校とも受験者数を増やしている。最大の理由は、大規模大学をターゲットにした定員の厳格化だ。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
子どもが幸せになる「中高一貫校」
学費は安くても教育内容は私立以上
公立一貫校の現在地|バカロレア認定目指す学校も登場
生き残りや成長のためにトップの力が不可欠
あのN高等学校のメソッドを中学生にも提供
先端を行く話題の学校|学びのスタートは個の興味から
飛び級活用し複数の学位を最短で取得
校風も学びもそれぞれに特色
付属校は正解か|志願者数が軒並み拡大中
名門中高の進化|伝統校で何が起きているのか
インタビュー/森上教育研究所 代表 森上展安
芸術教育・キャリア教育充実が影響
進学実績よりも卒業後の人生を重視
たった7校!「アップル認定校」の希少価値
iPadやMacをあらゆる教育の場でフル活用
新しい時代に対応した力を養う
伸びる進学校|学力だけではなく「意識」も高める
「費用と家計」のリアル
志望校はどうやって決めればいいか
安浪京子氏に聞く
5年生後半からの短期決戦でも間に合う
受験生の負担が少ない
中学入試に備える|もはや国算理社だけではない
学習塾への調査でランキング
全国中高一貫校「学力伸長度」ランキング
決定版|全国中高一貫校トップ100ランキング
決定版|全国中高一貫校トップ100ランキング
全国中高一貫校「東大・京大合格者比率」 ランキング
決定版|全国中高一貫校トップ100ランキング
決定版|全国中高一貫校トップ100ランキング
子どもが幸せになる「中高一貫校」
親の思い込みで学校選びをするな!
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内