(Kazpon / PIXTA)

大学合格実績は中学受験では欠かせないデータだ。同じ入学偏差値なら、合格実績のよい学校を選ぶのが一般的だ。ただ東京大学、京都大学や早稲田大学、慶応義塾大学など、難関大学の合格者数の比較だけでいいのか。大学は782校あり、多種多様な大学に生徒は合格している。それを総合的に判断することが必要だろう。そこでさまざまな尺度でランキングを作成することにした。

まず中学入学時の偏差値と卒業時に合格した大学の偏差値の差を比較する「学力伸長度ランキング」。卒業時偏差値のほうが高ければ、入学してから生徒を伸ばしている“お買い得校”といえるだろう。詳しいデータの算出方法は記事末尾「表の見方」を見てほしい。

その差が大きい順に並べた結果、トップに立ったのは2校。1つは東京・武蔵野市に立地する聖徳学園だ。今年の合格実績は、東京工業大学に1人、早稲田大10人、慶応大6人、上智大学8人など。合格者が最多だったのは日本大学で25人だった。伊藤正徳校長は「教員が担当する教科を超えて連携し、生徒一人ひとりに、生徒の志望を尊重したきめ細かい指導をしていることが実績につながっているのでは」と言う。ICT(情報通信技術)教育、グローバル教育に力を入れている学校だ。

もう1校の首位は大阪の守口市にある大阪国際大和田。今年の実績では、京都大学1人、大阪大学8人、神戸大学4人など、難関国立大に多くの合格者を送り出している。合格者の最多は立命館大学の95人だった。