週刊東洋経済 2019年7/27号
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偏差値だけに依存しない学校選び

中高一貫校では現在、来年の入試に向けて学校説明会が開かれている。多くの学校で例年以上に参加者が集まっている。

男子御三家の一角として知られる武蔵高等学校・中学校では6月の第1回説明会に学校の想定を大きく超える1500人が集まり、急きょ追加の説明会が開催された。

日能研の推計によると、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)では一貫校の受験者数が4年連続で増加。来年の入試では2011年以来の受験者数6万人台回復の可能性が高い。

増加の背景には首都圏の人口増がある。とくに一貫校への受験率が高い、中央区、千代田区、文京区、江東区など東京23区の中心部で児童の数が増えている。一貫校で育った保護者が増えていることも理由の1つに挙げられる。

21年度入試から予定される大学入試改革の影響もある。センター試験に代わって導入される「大学入学共通テスト」では国語などで記述式問題が導入される。さらに、英語民間試験を活用した英語4技能(聞く、話す、読む、書く)の評価や、「主体的に学ぶ力」を評価するための提出書類の改善なども改革のポイントだ。

従来重視されている「知識・技能」だけでなく「思考力・判断力・表現力」や「学習の主体性」も求められている。私立や公立の一貫校であれば、そうした学力を6年間かけてじっくり養うことができると考えられているのだ。実際に一貫校では、「グローバル教育」や理数系教育に重点を置いた「STEM(ステム)教育」「STEAM(スティーム)教育」など、時代の変化に対応した特色を打ち出す学校が目立つ。内部進学で大学まで進むことができる大学付属校の人気も高まっている。

子どもに合う学校とは

そんな中、どういった学校を選ぶのがいいのか?