昭和女子大学内に建設中のテンプル大学ジャパンキャンパス

社会の変化と連動して大学自体も大きく変化している。しかし、新たに評価すべき教育内容が出現しているのに、大学の評価は既存の枠組みに縛られる傾向が強い。

これは教育系ジャーナリストや予備校関係者にも責任がある。「早慶上理(科大)」「MARCH」などと、大学をまとめ、評価する風潮をつくってしまったからだ。本来は同じ大学でも、学部ごとに教育内容、充実度そして難易度は大きく異なるので、大学名だけで評価するのは問題がある。

ただ近年の受験生は大学でなく、学部で選ぶ傾向が強い。とくに女子校をはじめ、多くの私立中高一貫校は、中高6年間で「自分は何者か、自分は何をやりたいか」を認識させるキャリアガイダンスを実践しているからだ。「ともかく難関大学に入りなさい」という指導はすでに絶滅状態になっている。