「中国のテスラ」を発火事故が襲った。写真は上海市内のディーラーで展示されたES8(Imaginechina/アフロ)

6月27日、電気自動車(EV)メーカーで、中国のテスラといわれている上海蔚来汽車(NIO)が、大規模なリコールを発表した。

リコールの対象は同社の多目的車ES8で、2018年4月から10月の間に出荷された4800台だ。今年5月までの累計出荷台数の3割弱に相当する。

立て続けに発生した発火事故がその理由で、NIOと電池メーカーの寧徳時代新能源科技(CATL)はともに原因は電池の不具合だと認めつつも、具体的な責任の所在については明言を避けている。

同じ時期に米EV大手のテスラも中国で発火事故を起こしたものの、リコールには至らなかった。NIOの事案は、中国初めてのEVリコール、しかも大規模なリコールであるがゆえに、市場の注目を集めている。