安倍首相が掲げる憲法改正は大きな争点。現状では与党優勢だが、改憲発議に必要な3分の2の勢力を確保するのはハードルが高い(時事)

令和初の政治決戦となる第25回参議院選挙の戦いは、7月21日の投開票に向け各地で候補者の絶叫がこだましている。

国際情勢の流動化や経済不安が際立つ中、今回の国民の選択は令和新時代の政治の道筋を決めることにもなる。2012年末に政権に返り咲いた自民党が、国政選挙6連勝を果たして、安倍晋三首相の1強政権を維持するかが最大の焦点だ。

首相を先頭に「政治の安定」をアピールする与党に対し、立憲民主党など主要野党は「政治の転換」を訴え、激しい舌戦を展開する。

参院選の結果は安倍首相の政権運営に大きな影響を与える。

今回の参院選では参院定数245のうち改選議席数は124。議席の過半数は123、改選の過半数は63となる。

首相は勝敗ラインを、与党で非改選も含めて過半数となる53議席とするが、与党幹部は改選議席の過半数の63議席を主張する。ただ、いずれも低めの数字だ。現状の安倍1強政権を継続するための政治的勝敗ラインは、前回の与党70議席超とみるのが妥当だろう。